サマセットモームの中身

向井地美音さん、AKB48について。

AKB48単独コンサート〜15年目の挑戦者〜 感想

ジャーバージャって何?

以来、2年ぶりとなったAKB48単独コンサートでした。単独って毎年やるわけではないから独特の雰囲気があるし、グループの現在地が見えるというか、メンバーが一堂に会する当たり前のことがAKB48にとっては少し特別なんですよね。見てる側のオタクも、推しメン至上主義じゃないですけど箱推しが文化として失われて久しくて、いつも以上に色んなオタクが玉石混合な感じがしてピリピリしてるというか、着席と同時に隣のオタクはどこのやつか確認してマウントを取り合うみたいな(そんなことはない)

ちなみに私の右隣にいたのは千葉県推しの女オタクで、推しメンの出番以外はずっとスマホいじってた。(日記)

AKB48としては2019年に全国ツアーを終え、そこから14周年公演と年末歌番組、レコ大、紅白、そして年が明けてからはリクアワと57thシングルのセンターが発表されてからのステージというところ。来月にはユニット祭、4月に横アリでコンサートを控えてじゃあ15周年イヤーどうなっていくんですか?っていうのを見せて欲しいところでしたが、幕が明け、期ごとにメンバーが登場し、新しい選抜メンバーでのパフォーマンスや大注目のユニットAの推され具合なんかも確認できて、なるほどこういう感じなんですねというのが伝わってきて良かったです。

セトリに関してはそろそろ冷え冷えのやつくるんじゃないかと怯えてたんですけど、やっぱりおんちゃんと柏木由紀さんがいれば今後もほぼ勝ちが約束されてるっぽくて、この辺の安心感はすごくありました。埋もれてる楽曲をリライトしていく部分もそうだし、大前提としてコンサートが最後まで飽きずに見られるように、MCだったり構成を考えてくれている気がしてます。実際文字だけで俯瞰して見てみても、いわゆる序盤→ユニット→中盤→シングル→ラスト→アンコールみたいな定型セットは去年から見る影も無いんですよね。撮可タイムの位置だけを見ても全国ツアーの時から更に後ろ倒しにされて、最後の曲の手前のブロックにされてます。オタクとしてはやって欲しくないけど欠かせないみたいな微妙なこのパートをここに持ってくることで、今回に関してはユニットAが暖めた会場を、選抜メンバーのシングル2曲のフル尺披露で最高潮にまで持っていくことが出来たんじゃないかなって思ってます。個人的にもユニットAが着ていた重力シンパシーの衣装で、選抜メンバーがノーハドルで突っ込んで来た時は死ぬかと思った。「ここで撮可タイム挟んだらもったいなく無い?」って柏木由紀さんが言ってくれたような気がするんですよね。(病気)

コンサート後にはメンバーのうちの何人かがYouTube始めるよってことで発表があって、じゃあここから15周年イヤー盛り上げて行きましょうねって感じで終わり方もとても良かった。特に直近のネ申TVでおんちゃんが「今のAKB48をどうやって世間に発信していくか、今も答えが分からない」といった趣旨の発言をしていたので、こういう形で"やれるのにやってない"みたいなことに一つ一つチャレンジしていくのは歓迎されるべきですよねって感じてます。実際に放送を見ればおんちゃんの考えてることはすごく伝わってくるので、アケカスの皆さんには合法違法問わず、何とかしてこの回を見て欲しいみたいなところがあります。

セットリスト 

以下、気になった曲について。

序盤

1.君と虹と太陽と

まずこれは完全に後出しですが、1曲目予想で本命Overtakeで次が君と虹と太陽とかなと思ってました。(後出し) 最初はタイトル的にも始まる。とか愛の存在のような15年目の節目となる楽曲を持ってくるかなと思ったんですが、年始1発目、それからやっぱりおんちゃんの思い描くAKB48が青春だということを踏まえて考え直しました。答えとしてはこの曲だったんですが、複勝くらいは欲しい。2019年の全国ツアー、アンコールの大ラスで披露されていた曲ということもあり、おんちゃんのことだから繋げてみたって言いそうだなというのが一番の理由です。Twitterでもオタクは概ねそういう理解でいるっぽかったですよね。

2.ファーストラビット

1曲目予想をした際、私はここに少女たちよを置くつもりだったのでおんちゃんと考えることが少しずつ似てきたっぽい。(サイコパス)

ファーストラビットいいよね、少女たちよは何か残酷すぎる歌やしずっとこれにして欲しい。AKB48として、私たちのことを知らない人たちにも今のAKB48を発信していきたいっていうおんちゃんの言葉通りの曲。まぁ本来は自分の夢を探しにいく的な内容だけど、傷つく事を恐れないという点で。

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3.Teacher Teacher

それまでどこにいたのか、気が付かなかったんですけど14周年記念公演で大声ダイヤモンドを披露した仮称ユニットAの5人が、選抜ともそれ以外とも違う衣装に身に纏い、この曲で登場します。ピンク色のスポットライトで妖艶に浮かび上がる5人のシルエット、おそらく衣装からしてこの演出のために用意されたんじゃないかと思うんですけどこの衣装何のやつでしょうか。とにかくめちゃくちゃカッコよかった。

新体感ライブでヒキの映像も見れるんじゃないかと思うので、是非この曲はイントロからヒキで見て欲しい。

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4.法定速度と優越感

小栗有以さんの躍進とともに、この曲も気付けばコンサートの定番曲になりました。最初から最後までどこでもこなせるコンサートの定番曲、膨大な48Gの楽曲群の中においても多くはないのでこういう曲を貰えるかどうかって大きい。ちなみに曲終わりにベースラインが止まらず小栗有以さんの煽りマイクが入って次の曲に、みたいな演出でした。ちょうど前回のジャーバージャって何?のときはPosition→法定速度と優越感って音を止めずに繋げる演出があったけどこういうの好き。

チーム曲

5.Overtake

チームAの節目の曲といえばのこの曲。チームAのメンバーの中には入山杏奈さんもしっかり加わってました。私の周りのオタクに去年の年始から年末まで通してチームAを見ているオタクがいないので、この曲を披露した岡部チームAの安定感みたいなものを共有できなくて悲しい。 加藤玲奈さんのシンメが入山杏奈さんになるだけでこんなに変わる?ってほど見栄えが良かった。またそのうちスペインに帰ってしまうんかな、悲しい。

6.細雪リグレット

暗転、モニター前に倉野尾成美さんのシルエット、ささめゆき〜で明転。演出が憎い。この辺でこの日は勝ちを確信した気がする。オタクの「おおっ」とも「うわぁ」とも違うどよめきのような悲鳴のようなよく分からん歓声が場内に響いて、この曲の曲力(ぢから)を感じた。ちなみに私は「クル〜ッ」(川平慈英)って言った。

9.47の素敵な街へ

フォーメーション見て好きだ 好きだ 好きだか?!ってなったけど、47街だった。47街のイントロのフォーメーションと好きだ 好きだ 好きだのサビのフォーメーションは似ています、多分。どこかで「この曲ずっと3位以内ですありがとうございます」みたいなMCがあったけど、チーム8のアンセムということ以上にシンプルにいい曲すぎるし本当の楽曲総選挙としてのリクアワでも絶対強い。

中盤

10.必然性

モデル体型メンバーのスタイリッシュユニット。14周年をオンデマで見た時よりもいい感じに見えた。必然性、いい曲だけどスタイリッシュが売りのユニットがこの曲と初恋ドアをあえて披露することで相対的にAKB48は坂道よりもスタイリッシュではないことを認めることになりません?(面倒臭いオタク)

11.またあなたのことを考えてた

歌唱メンバーユニット。言うことない、本当に良かった。峯岸みなみさん、基本マイクを握らせておけば最高のメンバーであることは間違いないみたいなところがある。ほとんどが歌唱力No.1決定戦に出場しているメンバーなのでTBSのお墨付き。

13.バラの果実

ゆうなぁ、めちゃ完成度高かった。補正抜きならこのユニットで一番良かった。音源で聞くとハモリが目立つ曲じゃないのに、この時2人が鬼ハモってて鳥肌立った。村山彩希さん歌上手くなりました?一つ言うなら衣装は原曲MVにも配慮して赤と白の方が良かったのでは?(面倒臭いオタク)

14.靴紐の結び方

まさかの生演奏でウケた。準備してる時にアンプからガチャガチャ音出ててるしまさかとは思ったけどすごい嬉しかった。おんちゃんのギターは何度見ても可愛いので。ボーカルも大崩れせず、普通に文化祭レベルになってて良かった。(文化祭レベルが満足の基準の人)

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15.永遠より続くように

今日限りの入山杏奈さんのユニット。

去年全国ツアー不参加の入山杏奈さんが、元々私のセンター曲やぞと言わんばかりにこの曲を披露してくれて、あの世とこの世が繋がったような気がした。(日本語なし) 何回聞いてもいい曲。

19.重力シンパシー20.遠距離ポスター21.だけど…

ユニットA、この日はこのユニットのためにありましたね。大正解、であるが故にオタクも何も言えないみたいな雰囲気もある。大正解だからいいんだけど。

重力シンパシーはイントロと同時に本家のMVさながらクラッカーが発射。次の瞬間目に飛び込んで来たのがこのMV衣装で、14周年で大声ダイヤモンドのMV衣装を着せたように、ここもなぞって来るんですねとなった。去年秋葉原のイベントで見るチャンスがあったけど行かなかったので初めて生でこの衣装を見れて感動した。

そのまま遠距離ポスターだけど…と続くんだけどこの辺は柏木由紀さんとおんちゃんが趣味でやらせたみたいなところがありそう。だけど…はおんちゃんのオーディション歌唱曲なんですよね。

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22.LOVE TRIP

だけど…が終わった後、選抜メンバーが全員同じ衣装を着てモニター裏から登場してきて、全員着席絶賛お通夜の3Fスタンドで思わずスタンディングオベーションした。贅沢すぎ。

LOVE TRIP柏木由紀さんがソロコンで欠かさずやってるイメージが強い。昨日もセンターだったからやりますねぇとなった。指原莉乃さんの総選挙1位楽曲、全部良いですよね。

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23.サステナブル

萌ちゃん見てますか?サステナブルは今もここで生き続けてるぞ。

ここ2曲がフル尺だったの、去年から引き続きシングル曲の2番ファンのおんちゃんが絶対譲らないポイントになってるっぽくて好き。楽しいばかりがAKB!の時はワンハーフだったので一番いい曲を一番いい形で見れて嬉しかった。

27.流れ星に何を願えばいいのだろう

最後に全員でこの曲を歌ったの、何か良かったな。この歌詞の中の"僕たち"をオタクとメンバーに置き換えて良いん?かなり気持ち悪くなるけど。おんちゃんの解説が待たれる。

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アンコール

EN1.大声ダイヤモンド

ここが選抜メンバーだけでの披露だったから楽しいばかりがAKB!を思い出してしまった。もちろんメンバーは白シャツデニムショーパンの鉄板衣装。おんちゃんは相変わらずわかめちゃんみたいなデニムスカート穿いてた。私の一番好きな曲なのでこれからも欠かさず毎回セトリに入れて欲しい。

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EN2.Only today

忘れた頃にOnly todayはやって来るのでイントロで先走らないように皆んな気を付けて欲しい。昨日は綺麗に1.5連になっていた。この曲、大人数でやればやる程あの振り付けに迫力が出るからいいよね。おんちゃんが全国ツアーの時はあえてOnly todayは入れなかったって言ってたけどそれだけこの曲の曲力(ぢから)を自覚してるっぽいのが良い。これからも忘れた頃にやって欲しい。

EN3.10年桜

曲紹介でおおっ!!!!みたいになって何か10年桜2019みたいな雰囲気になってたけど今年はポニーテールとシュシュ2020なのにねとなった。(日本語なし)

どちらにしても桜曲で締めるのは納まりが良いし、晴れやかな気持ちでTDCを後に出来た。(日記)

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以上。