サマセットモームの中身

向井地美音さん、AKB48について。

AKB48の大逆襲について

良くも悪くも

ここ1ヶ月のAKB48は話題に事欠かなかった。おんちゃんがコロナに罹ってしまったり、柏木由紀さんが持病の治療のために活動を休止したり、オーディショーがあってアジアフェスティバルがあって、歌番組が放送されたり、待望の新番組が始まり次シングルの選抜が発表されたり、そうこうしてるうちに2人が元気になって帰ってきてくれたりした。

そして明けて7月17日、いよいよ3948日ぶりのAKB48単独シングルのお披露目を迎える。どんな曲なのか、誰がセンターなのか、お楽しみを約10時間後に控えているわけなのだが、その前にやっぱり新番組のことを考えないわけにはいかない。

略してAKB48の大逆襲

今週の火曜日に第2話(実質第1話)が放送されたが、私のTLは荒れに荒れていた。逆張りの私がツイート出来なくなるくらいTLに勢いがあり、今はもうAKB48に興味がない人たちもオンタイムで番組を視聴したりなんかしていて、その関心の高さが伺えた。

何が良くなかったのかは分かりきっていた、直前での番組の方針転換。当初メンバー全員が戦々恐々としていたこの番組の企画は、世間の反応が思っていたのと違っていたからなのか、直前で無かったことになった。半ば覚悟を決めていたオタクは安堵しただろうし、その先に新しいAKB48の可能性を見ていたオタクは失望した。

その影響もあって、第1回放送は実質今までのAKB48のダイジェストで終わった。中身もまぁお粗末な作りで、その辺のオタクに語らせた方がまだマシなのでは?というぐらいのものだった。実際直前の企画変更があった訳だから、これくらいは仕方ないと個人的には思ったので第1話のことは忘れようと思う。

第2回放送では、番組MCにひろゆきを迎え、ついに新番組がスタート、ということになった。が、まぁこの第2回放送も「なんとか放送に間に合わせた」感じが伝わってくる、とてもお粗末な編集になっていた。その様子を見たオタクはTLに汚い言葉を並べ、晴れてAKB48の大逆襲は「クソ番組」の烙印を押されることになる。

 

実際、何がそこまでオタクの気に障ったのか。4つにまとめてみた。

1.番組MC

兎にも角にも、番組MCへの抵抗感はかなり強かった。"今若者を中心に人気の"というところと、"AKB482ch"という部分で、番組側からしたらこれだ!というキャスティングだったんじゃないかと個人的には想像している。ただこの人選は思ったよりもオタクからの反感を買っていた。若者人気どこ?ってくらいに若いオタクは"おっさんアレルギー"になっていたし、アラサー以上世代からは失笑を買っていたように思う。

2.番組内容

これはタイトルが発表された直後から言われていたけど「乃木坂と競ってどうする」が今のオタクの意見の大半を占めていた。確かにタイミングとしては悪かったかもしれない。2019年に「楽しいばかりがAKB!」と銘打って全国ツアーを敢行し、5月の単独コンサートをもって、2021年のAKB48は「今のAKB48らしさ」を獲得したような手応えがあった。そこへ来て突然「乃木坂を超える」と言われても、いや待てそのフェーズは終わっただろと思うのは当たり前だったかもしれない。

3.論破

やっぱりオタクは推しメンが一番に可愛い。ましてやメンバーのほとんどが10代から20代前半の女の子たちの集まりである。その"目に入れても痛くない推しメン"たちが、次々に"40過ぎのいけすかないジジイ"に言い負かされるところを30分に渡り見せられたのはショッキングだったかもしれない。まぁ実際のところは論破、というよりは誰しもが分かっている正論や事実を押し付けられただけではあるんだけど、テロップその他効果音によってみんなの推しメンは貶められてしまった。

4.AKB48について考えるのは誰?

これは正直オタクの中でも議論が分かれる話なんじゃないかと思う。というか私もさっきまでオタクと話してて「んー」ってなった。

そもそも何でメンバーがAKB48の「これからについて」「何が出来るのか」を考える必要がある?それはあくまで運営や周りのスタッフが考えるべきでは?という意見。に対して、何よりも当事者であるメンバー自身がこれを考えなきゃダメでしょ、そもそもそれは「大人の考えること」だとしてしまうこと自体メンバーに対して配慮が欠ける、操り人形じゃないだろ。という意見と。

 

大体オタクの癪に触ったのはこの辺のお話なんじゃないかと思う。

ここまでは私が見て感じたこと。

ここから先は私なりの考え。

私も全2回の放送を見ていろんな感情を抱いた。まず当初の企画をどうしてお蔵入りしたのか疑問だったし、オタクの反応を見て企画を変えるとか、そんなつまらない姿勢なんや…みたいな。結果、急造で不備だらけの放送を見せられて、内容云々以前に若干不愉快な気持ちにもなった。金輪際オンタイムで見ない、とりあえず録画だけはしとくか。みたいな気持ちも分かる、そもそも放送時間が深すぎるジジイは1時には寝たい。

ただどうしても諦めきれない気持ちもある。次々と冠番組が無くなっていったあの時期を乗り越えて、とうとう地上波に冠番組が戻ってきた。それをたった2回の放送を見ただけで「クソ番組」だとしてしまうのは悲しすぎる。

そもそもオタクはみんな勘違いしてる節がある。この番組は"40過ぎのクソジジイに推しメンが言い負かされる“番組じゃない。あれはあくまでブレインストーミングであり、今後の企画会議なんだよ。そこがあまりにも粗末な番組構成のせいで置き去りになってしまった。

「今回の企画会議で上がった案をもとに、AKB48が乃木坂を超えるべく、さまざまな企画にチャレンジしていく」のが、AKB48の大逆襲!のはず。

あと、番組MCのひろゆきもそういうプロットに従って、論破キャラでメンバーの考えに対して正論をぶつけただけであって、ただ論破してヘラヘラしたいだけじゃなかったはず。まぁそんなことはみんな分かってる…よね…?現に番組最後のメールのやり取りでも「AKB48メンバーが立っていく番組になるといいですね」(うろ覚え)と残していた。

だから、「もう見るのやめた!」みたいなのは早計じゃないかなと。これから先メンバーが挑戦をして、成長して、何を考えて、AKB48を面白くしてくれるか?それをもう少し見守るべきだよね、というのが私の考えです。

 

最後に

4.AKB48について考えるのは誰?についてもう少しだけ。

何となく今の空気感として「あの番組を見て、AKB48についてここまで考えられるオタクだけがここに残った」みたいなところが多少ある。(あるか?)

スクランブルエッグ編集長のやってる「一日一考AKB」にしても、やっぱりそうやってみんながグループのことを考え、どうすれば良くなっていくかを考えていくべきだ。みたいな思想。

私はそれはあくまで「AKB48のある一面」としか思ってない。そういう切り口でも楽しめるよなぁって。「真剣にAKB48と向き合い考えるオタクとメンバーにより、良質なAKB48は作られる」みたいな。無論、私も普段はそういう楽しみ方でAKB48を見てるし、実際にAKB48がこの先どう進んでいくか、推しメンがどういう未来図を描きながら卒業までの道を歩んでいくのか。AKB48はどうあるべきで何をするべきか、あれこれよく分からないことを考えながら毎週末オタクと朝までAKB48の話をする。

ただそれは本当にAKB48の楽しみ方の「ある一面」でしかなくて、それが正解、そうあるべき、なんてものは絶対無い。

だから、今回の番組をきっかけにして、オタクがそういう楽しみ方に傾倒して、そればっかりの雰囲気作りをしちゃうのはどうなんだろうと。平家にあらずんば…みたいな。オタクにこの話をしたら大袈裟だって言われたけど。何となくオタクの分断を生みかねないなって個人的には感じている。

何も考えず自由にAKB48を楽しみたいメンバーはいるし、ただ可愛い女の子を愛でたいだけのファンもいる。(それはそう)

もちろん、今回の新番組は「AKB48の大逆襲」であるわけで、メンバーが主体となってAKB48を盛り上げていこうという趣旨そのものに反対するとかではないし、もちろんそういうのはありだよねと思ってる。

でも片側では「そんなことは周りの大人が考えるべき」っていう考えもそうだよねと思うし、「周りの大人次第」って言ってしまうメンバーの気持ちも分かってあげたい。

内からも外からも、楽しみ方が無限にある究極のコンテンツ「AKB48」がいいなと思う。

 

 

久しぶりの超異臭一本勝負、どうでしょうか。

書けと言われたから書いたぞ。

 

終わり。

bayfm MEETS AKB48のこと

や、本当に、bayfmは毎年勢いで書いた異臭を評価して、公開収録に呼んでくれたり、今回のようにお話しする機会を頂いたり、いいラジオ局なんよ。

 

まさかたった1人に選ばれると思ってなかったし、例年のように異臭を振り回してしまってちょっと後悔したんですが、そうと分かってからはおんちゃんのアケいい話を引き出そうと思って、一生懸命シミュレーションもした。(可愛い)

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ただ、もっとオンライン接触を晒される感じと思ってたけど、実際は野呂さんの回しに従って喋っただけだったし、死ぬほどイジられて死んじゃった。

 

さて、この収録が終わってからずっと自分の話したことについて考えてました。

まず前提として、おんちゃんが弱音を吐かないところは素敵だし良いことなんですよね。

野呂佳代さんが「それはメンバーらしさ、個性だし、正解はない」って言ってたこともすごく響いて、「もっと弱音を吐いて欲しい」なんていうのはめちゃくちゃオタクよがりな考えだなって、反省しました。

僕らを頼って欲しい(本当にアンケートに書いた記憶が無い)とか何様なんだ、オタクは大人しく神推しに救われてろよ。

 

そもそもおんちゃん、言うほど弱音を吐いてないことないんだよな。

応募する時にもっと時間かけて色々考えれば良かったなって、まぁ総監督の涙みたいな、そういうフックになるような内容だったから採用されたのかもしれん。知らんけど。

 

あと放送を聞いて改めて野呂さんってすごいなって。

さすが長年この番組のパーソナリティをやっていたということもあるし、もちろん元AKB48というのもあるけど、メンバーとオタクの関係性を長いこと見てきた人なだけあって、終始双方に配慮したことを喋ってて感動した。

私もイジられたことばかり記憶にあったけど、ちゃんと私の話してることもフォローしつつ、おんちゃんには遠回しに「気にすることないよ」って言ってるように感じるし、異臭の処理の仕方が上手い。

ありがとね、ノンティー

 

あらためて振り返ると、こうして真剣に自分の異臭を受け止めてもらう機会があると、自分の"ズレ"に気づけるし、アウトプットすることのメリットだなと思う。

神推しには嫌われたくないので、オタクとして、最低限メンバーへのリスペクトは忘れないようにしたいし、アイドルとオタクの距離感も履き違えないようにしたい。

基本的にオタクがアイドルにしてあげられることなんか無いと思っているんですけど、心配したフリして、自分が気持ち良くなりたいがために、こういうことを言い出だしてしまうんだなって、オタクは本当にしょうもない生き物ですね。

 

後出しやけど、まぁまぁ反省したので石は投げないで欲しい。

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終わり。

どこよりも早くAKB48 TIFオンライン2020セトリを考える

やぽちゃん。

2ヶ月ぶりの更新、何を隠そう券なし権利なしで全くAKB48を摂取できずにいるので書くことがない。

さて、昨晩から人生について悶々と考えていたら朝になってしまったのでそのままの勢いでTIF2020のセトリ予想をしました。セトリ予想はよくやる遊びなんですが、作り手と思想が一致するとバカ気持ちよくなれるのでセルフプレジャーにおすすめ。(すすめるな)

今回はこれと先ほど実際に行われたAKB48のステージのセットリストの内容を合わせて、簡単に製作者(もちろん今回は向井地美音さん)の意図に歩み寄ってみたいと思う。

過去2回を振り返ると、分かりやすく沸けるTIFっぽいセトリが2018年、全国ツアーの一貫的な位置付けでツアーで使わなかったmasterpieceを中心に王道セトリを組んだのが2019年だったように思います。(2018年は柏木由紀さん、2019年は向井地美音さんが考えています)

今年はそうした過去2回を踏まえて迎えた3回目。若返ったAKB48をどう魅せるのか、さらにはオンライン開催という状況にどう向き合うか、といった辺りが個人的な注目ポイントでした。

コンサートやイベントのセットリストをメンバーが考えるようになって久しいですが、大人が考えていた頃と比べて、特に向井地美音さんが中心となって考えたセットリストには明確な意図を感じる選曲が多いです。

例えば今年の初めに行われたAKB48単独コンサートの1曲目は「君と虹と太陽と」でしたが、この選曲は本人が「昨年の全国ツアーから続いてることをイメージした」と発言しています。その全国ツアーの千秋楽でも「夏が行っちゃった」や「永遠より続くように」など、時節を感じる楽曲や、自分たちが表現したいことに当てはまる楽曲が積極的に用いられており、それらの意図を紐解くことでよりコンサートが楽しめるようになっています。

 

それでは実際にセットリストを見てみようと思う。炒り卵がSKE48に夢中で仕事しないのでセトリは下記参照。

mdpr.jp

1.Beginner
2.制服が邪魔をする
3.胡桃とダイアローグ

TIFのような単発のイベントのセットリストを考える際、1曲目の選曲は本当に難しい。持ち時間が少なく曲数は多くて7.8曲、途中で方向転換したり、いくつもブロックを作れる訳でもないので。

誰もが知るmasterpieceでガッツリ掴みにいくか、全体の構成の一部にするのか。今回は前者を選択したのが私、後者にしたのが向井地美音さんだったのかなと。

2019年の冒頭がRIVERだったことを踏まえると、まだTIFで見せてないもう1曲である「Beginner」から始め、「制服が邪魔をする」→「胡桃とダイアローグ」と続ける、あえてこのカッコいい系の切り口で幕を開けるのは去年の全国ツアーでチームAがやったのを思い出します。

そんな中でもTIFという場を踏まえ、古参のオタクが喜びそうな「胡桃とダイアローグ」みたいな曲を選ぶあたりが向井地美音さんらしいよねとなる、「制服が邪魔をする」も同じく。

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4.サステナブル
5.大声ダイヤモンド
6.チームAKB推し

序盤のカッコいい系楽曲から翻って王道楽曲で掴みの中盤。「サステナブル 」と「大声ダイヤモンド」はこれしかないという2曲。2019年から始まった"楽しいばかりがAKB!"の根底にはこの2曲があると言っても過言ではないかもしれない。「サステナブル 」は言わずもがな、「大声ダイヤモンド」は全国ツアーのシングルメドレーの締めであり(サステナブルは別枠という捉え方)、前出の単独コンサートでもアンコール1曲目というどちらも印象的な部分で用いられているので。

「チームAKB推し」は今回のセットリストの中での目玉、一番の魅せ場だったんじゃないかなと思う。チーム単位の楽曲披露でしか使われてこなかった曲だし、それを逆輸入的に全体曲たして使うのは面白いと思いました。特にメンバーのコールや、その際の周りのメンバーの振付も少し変わってる部分があったように見えた(総監督の横でペコペコしてるやつとか)ので、みんなで相談して考えたんかなって笑顔になった。最近、選抜メンバーが歌番組などでも、ただパフォーマンスするんじゃなく、何か一つ考えて工夫するようにしているように見えるし、積極的にそういう流れを作ってるのかな?みたいなことも感じてます。

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7.ひこうき雲

"画面の向こう側でも楽しめるセトリ"がこのひこうき雲で終わることでより一層そう感じることができますね、最高。ひこうき雲は神。いつかスカイステージ、スマイルガーデンでもタオル振りたい、AKB48唯一のタオル振り曲やし。

ここでもこういう渋い1曲を持ってくるのはやっぱりTIFだからだと思う、向井地美音さんの中でTIFはそういう場所なんだろう。お前らこれ聞いて育ったんだろ?そろそろ戻って来いよ、気持ちよくしてやるよ、総監督がそう言ってます。というか秋から冬への途中ってまさに今か?

 

とまぁここまで振り返ってきて、序盤でグッと引き寄せておいてラストにカタルシスを用意するみたいな、定番のセットリストだったかなというのが私の感想になります。流れを意識するあまり全体的に小さくまとまった感は否めないし、確かに盛り上がりには若干欠けるけど、丁寧な、真摯なセットリストだったと思いますね。

年に1回、バカになれるAKB48がTIFのステージであって欲しいけど、まぁコロナやし、オンラインやし、また来年って感じで…。

ちなみに私のセットリストは「#好きなんだ」で点火、そこから一気に「Only today」→「その汗は嘘をつかない」と続け、目玉が「ロックだよ…人生は」です。やっと本店に帰ってきたか、みたいな。「初恋は実らない」〜「サステナブル 」はよくやるストーリー構成でおんちゃんまたこういうことやってきそうだなって。ちょっと考え過ぎました。

 

終わり。

【異臭】また意味もなく全方位と戦ってみた

はじめに

AKB48新聞のやり方がどうしても気になってしまったので異臭ブログと向き合うことにした。今回は汚い言葉が多く出てくる気がするのでそういうのが嫌な人はブラウザバックでお願いします。

AKB48新聞の現在

AKB48新聞は2019年の年末くらいの時期に紙媒体での発行が終了して、2020年の6月に電子版としてリニューアルした。もう少し遡ると2018年に日刊スポーツが取り扱いをやめてから、発行元がスポーツニッポンに変わり、「KiniBoku」という元日刊スポーツの記者である瀬津真也が立ち上げた会社が制作を行うようになっている。

私はもともとこの瀬津真也という人物がとても嫌いで、考えの浅いツイートをしたり、メンバーと私的交流を持って週刊誌に写真を撮られたり、さらには上述したAKB48新聞の発行元が変わる前後には日刊スポーツの機密を漏らしたとして同社を諭旨退職までしている人物だから。

AKB48新聞は紙媒体の頃から48Gメンバーを対象にした「イベント」を企画して来た。

先に断っておきたいのはこの異臭ブログは「イベント」に参加したメンバーやオタクを非難したいものではなくて、単純に私がAKB48新聞の気に入らないところを書き綴っているだけのものになります。

「イベント」は様々あって、過去に

・ドラフト3期研究生デビュー1周年グラビア争奪

AKB48新聞アワード

セブ島女子旅ガイドブックモデルオーディション

といったような企画が行われてきている。

AKB48新聞アワードは紙媒体の新聞を購入し、これに付いている応募券を送付する形でその票数が競われたが、これまでのイベントの多くはSHOWROOMと連動したいわゆる「課金イベント」だった。

そして2020年の6月、AKB48新聞は電子版が立ち上がり、それを記念する形で「ガールズセレクション2020」なる企画を発表する。

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AKB48新聞の企画によく見られるのは「編集部」なる組織による「選出」です。「編集部」というと聞こえはいいが私は2、3人の半オタ関係者の集まりだと思っている。実際その内情は明かされておらず、一体「編集部」がどれだけAKB48のことを考えている組織なのかは分からない。

AKB48と総選挙

少し話は変わるが、AKB48が最後に総選挙を行ってからもう2年以上の月日が経った。当初はNGT48の一件で公にイベントを開催することが難しいのかもしれない、と誰もが思ったが、AKB48は「総選挙は10年目を迎え役目を終えた」とした。

総選挙とは何だったか。元々は運営が一方的に決めたシングル選抜メンバーにオタクの不満が募り、オタクが本当に選ばれて欲しいメンバーを自分たちの投票で決める、というコンセプトで始まったイベントだった。はず。

それがいつからか総選挙はメンバーの「人気投票」になり「メンバーの順位付け」としての機能ばかりが注目されるようになった。

地上波で中継され、日本中が注目した「課金イベント」はメンバーとオタクを極端に疲弊させた。ただ一方でステージ上で名前が呼ばれるメンバーの様子に一喜一憂し、上位16人に誰が入るのか、現地やテレビの前で固唾を飲んで見守る。そうした様子はAKB48の初夏の風物詩とも言える光景になっていたようにも思う。

このブログでも何度か触れたが、今48Gは空前の個人主義の中にあると思っている。単推し至上主義。これらはこうしたAKB48が辿ってきた総選挙の歴史に関係するところが大きく、オタクは日常的に推しメン以外のメンバーを蹴落とさなければいけないシステムの中に生きてきた。ソシャゲしかりSHOWROOMしかり。ただこういう営みにもどこかで区切りをつける必要があると思うんですよね。

腐った総選挙

AKB48新聞の話に戻る。

繰り返しになるが、総選挙はその役割を終えた。何でもありのAKB48もじきに姿を消す。もうメンバー同士が不毛な順位付けに囚われる必要はないし、オタクと推しメンだけが良ければそれでいいという考え方はもう古い。

まぁ最悪、最悪だけど総選挙が復活してもいいとは思う。あれは一応「立候補」が原則になっているので。メンバーが望むなら応えたい、というのは仕方ない。

さて、今回のAKB48新聞の企画、ガールズセレクション2020はどうだったか。

私がざっと見たところ、メンバーはみな口を揃えて「ノミネートして頂いた」と発信していた。つまり「編集部」の「選出」には総勢70人近いメンバーの意思はほぼ介在してないと思われる。何が言いたいか、要は今回選ばれた70人は「課金イベント」の場に気が付いたら引っ張り出されていたということだ。そんなバカな。

選ばれたメンバーからすれば断るわけにはいかない、サラリーマンに例えれば休日サビ残ゴルフみたいなものだと思う。少しでも露出する機会は欲しいだろうし、名前が出た以上は引き下がればオタクからも何か言われるかもしれない。私は当初からあまりにも不自由なイベントだなと思った。

もちろんここぞとばかりに励んだメンバーもいたと思う。チャンスが与えられたら誰だって嬉しい。いつ回ってくるか分からない順番を待つなら目の前の蜘蛛の糸にもすがるだろう。ただ総選挙やイベントのたびにオタクに支出させることに心を痛めるメンバーもいる。もしかしたら今回の70人の中にもいたかもしれない。

大義も、本人の意思も無くなった、こういう腐った総選挙紛いのイベントは無くなるべきだし、運営がもっと慎重になった方がいいと思う。未だにこんな形でオタクの金を吸い上げようとするAKB48新聞という得体の知れない組織にメンバーの夢や努力を語る資格はないだろと言いたい。

 こういうツイートひとつ取っても違和感しかない。バカにするなよ。

もっと言うと、このイベントは東西地区上位2名が決まったあと、審査員特別賞と称して上位10名の中から1〜3名が「選出」されるんです。散々オタクに課金を煽っておいて、「編集部」が特別賞を「選出」って何?となる。

更にこのかっぽーとかいう気持ちの悪いアカウントがそこかしこでこういう活動をしていたり。

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清司麗菜さんの名前を出して申し訳ないけど、ここだけじゃなくて色んなメンバーのSHOWROOMに顔を出しては半オタ関係者まがいのことをしている。ファンの熱意や活動実態を評価?笑わせるなよお前らの好き嫌いだろ。

 

当事者でもない奴が外野から何言ってんだと思われるかもしれないけど、いつ自分の推しメンが巻き込まれるか分からない。

AKB48全体のことを考えれば、いたずらにメンバーを消耗させることがAKB48の将来にとってプラスにならないことは分かりきってますよね。

おわりに

乱文駄文ばかりで自分でも読み返したくないですが、どうしても嫌だったので異臭に身を任せてしまった。本当はもっと書きたいことがあるんだけど、またの機会にしたい(するな)

AKB48はみんなが納得して気持ちよく活動するグループになるんだよ、お願いだから邪魔しないで欲しい。

2020年6月22日のAKB48について

この日のAKB48のことを忘れたくないよねって感じで異臭と向き合うことにした。(向き合うな)

 

6月22日、AKB48とオタクは朝から忙しかった

朝4時に新曲「離れていても」のMVが公開。卒業メンバー数名を含んだ全AKB48メンバーが参加したこの楽曲は、アフターコロナ、ウィズコロナの世界に向けられた前向きなメッセージソングだった。

 

早速話は飛ぶが、前日、朝から向井地美音さんは「朝から振り入れとリハしてきました」とモバメで発信していた。私はこれを見て、CDTVで何の曲をやるのかについて想いを巡らせていた。「振り入れ」って、例えばいつも披露しているような曲をやる時にはあまり使わない気がして違和感があったし、言葉通りの意味なら"新しく振りを覚える"ってことでもあるので。(昔覚えた曲を思い出す時は"振り起こし"という言葉を使ってます)

書いてから思ったんだけど、これって実際のところ匂わせだったんかな…無意識に書いたのかな…違うとしたらおんちゃん悪い子だな…

そしてSNSを見ていると、どうやらこのリハーサルに参加している、または翌日の出演を告知しているメンバーはAKB48のメンバーに限られているようだった。(SKE48など他のグループのメンバーからの発信がなかった) 

私は「ははーん、さては明日はAKB48メンバーだけの出演でAKB48が優勝しちゃうやつだな?」と思いワクワクした。

さらにこの日の夜、めざましTVのアカウントのツイートにAKB48の文字があった。楽観的なオタクの間に「新曲発表か?」という憶測が広がった。私もそれに漏れず、ますますワクワクした。新曲(ニューシングル)来たかーって思った。

迎えた翌朝、私は諸々の違和感とTwitterしたさに早起きした。(するな)

結局は新曲(ニューシングル)ではなく、新曲(メッセージソング)だった。前日の違和感が一つの線で繋がったようで、コナン君になった。(伝われ)

 

オタクの自分語りはどうでもいい了解。

 

話は戻り、6月22日の夜。

TBS系列CDTV ライブ!ライブ!にAKB48総勢16人のメンバーが出演。

19時台に夏曲メドレー、21時台に新曲披露ということで私はテレビの前で正座をして待っていた。

いよいよAKB48の出番、アナウンサーから紹介された16人はポニーテールとシュシュのオリジナル衣装を身に纏っていた。私は左手に缶チューハイ、右手にスマホを握りしめながら勝利を確信した。

夏曲メドレーはポニーテールとシュシュEveryday、カチューシャ真夏のSounds good!の3曲。時間にしておよそ6分、弾けんばかりの笑顔でステージの上に立つ16人に、私は心が震えたような気がした。ちょっと泣いた。や、まぁまぁ泣いた。

離れていてもは手話を交えてのパフォーマンスだった。MVの未公開シーンをモニターに映し、卒業したメンバーの歌唱シーンを背中に現役メンバーが歌う。15周年、何かメモリアルな出来事を求めていたけどこれだけで十分かもしれないと思った。

 

間違いなくこの夜のAKB48は最高だった。

すぐにオタクとも感情を共有した。「レコ大みたいだった」、ひと言で表すとそういうパフォーマンスだったように思う。

 

この日AKB48が歌番組でパフォーマンスをしたのは実に3カ月ぶりだったらしい。

メンバーだって早くみんなで歌って踊りたかったに決まってる。向井地美音さんは「楽しすぎてぴょんぴょんしちゃった」とモバメで語っている。OUC48の活動を通して、自宅でパフォーマンスをする機会は何度もあったが、やはり本物のステージやライト、衣装に身を包んでのパフォーマンスは別物なんだろうな。(それはそう)

 

衣装はポニーテールとシュシュのオリジナル衣装だった。

最後に歌番組でオリジナルの衣装が使われたのはいつだったか、記憶に無い。(痴呆)

AKBINGO!のスタジオライブで10年桜を披露した際はオリジナル衣装だったよね。ということは5月26日でポニーテールとシュシュの発売から10年だったから?この衣装が引っ張り出された詳しい経緯は分からないけど、とにかくこの衣装を着てパフォーマンスをすることにオタクは勿論、SNSなどを見ていてメンバーもとても嬉しそうにしていたのが印象的だった。

一度書き終えて調べたら

ゆきりんの動画でバズっていたのでひっさしぶりにポニシュシュ衣装で夏曲メドレーでした

らしい。たまたまかい。

 

SNSでは「千葉恵理が見つかった」「峯岸みなみが復活した」という言葉が躍っていた。

この日の選抜メンバー16人は偶然が重なって集まった16人だったかもしれない。

本来であれば今日までに卒業をしているはずだった峯岸みなみさん、メキシコ留学中の入山杏奈さんがいた。離れていてものMVでソロカットがあった西川怜さんや大盛真歩さんが呼ばれたことで、山内瑞葵さん小栗有以さん久保怜音さんを含めたI×Rの5人が顔を合わせた。下尾みうさんは県を跨いでの移動がハードルになったのか出演しておらず、正確にアンダーだったかは分からないが、代わりに千葉恵理さんがステージに立った。

すべてコロナの影響によるものとはいえ、この日集まった16人はとても貴重な顔ぶれだった。

 

活動が思うようにできなかった期間、先輩の着ていた憧れの衣装、偶然が重なり集まった選抜メンバー。これらの要素が噛み合うことで、最高のパフォーマンスは生まれたんだろうなと思う。

見る人によって感じたことは様々あると思うし、私も保存した動画で見返すたびに色々なことを感じる。

アイドルとしての実感や自覚、そうしたものがメンバーに芽生えると彼女たちはますます輝きを増すのかもしれない。本当にいいものを見たし安住アナになった。(伝われ)

 

ここからは余談なんですが、オタク(アケカス)はもっとAKB48のことを応援した方がいいと思う。

この日あったさまざまな出来事に関わろうとしないオタクもいた。理由はおそらく、「推しメンが出てない(映ってない)から」。

勿体無いなとは思うけど、まぁそんなもんかって気もする。ただAKB48に所属しているメンバーはほとんどが選抜メンバーを目指しているものだと私は理解しているので、いつか推しメンが辿り着く、辿り着いてほしい場所のことはもっと大切にしたほうがいいんじゃないかなって思う。

や、単純にもっとみんなで「AKB48最高!」ってやりたい。推してなくても山内瑞葵さんと小栗有以さんは最高なので。

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おわり

OUC48の歩き方

おうち時間いかがお過ごしでしょうか

4月15日に365日の紙飛行機(おうちver.)が投稿され、OUC48プロジェクトが発足してから早1か月が経ちました、オタクの皆さんおうち時間いかがお過ごしでしょうか。


365日の紙飛行機(おうちver.)

この動画を皮切りにストレッチ配信やおうち公演が始まり、14周年ユニットでの企画やチーム8の企画、さらにはさとまほによる自主企画などさまざまな動画が毎日配信されています。

その後、緊急事態宣言が延長されることになり、少し遅れてOUC48プロジェクトも延長が発表されたわけですが、そこからさらに企画は広がりを見せます。

最新の配信スケジュールがこちら。

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これらすべて無料です。

お昼に振りコピ動画→夕方にストレッチ配信→夜はおうち公演もしくは曜日ごとの企画といった流れで、こんなことをもう1か月以上続けてくれてます。本当にありがたい。

OUC48は誰かのためにプロジェクトの系譜なんだって。すごいよね、もっと話題になって欲しい。

OUC48の歩き方

ということで今回の異臭ブログ、個人的に気に入っている配信企画をご紹介します。8割くらいしかフォローできてないですが、8割はちゃんと見てます。

 

プロフィール48


OUC48プロジェクト 「プロフィール48」20200515

プロフィール48はその名の通り、毎回1人のメンバーについて知られざる一面を掘り下げていこうという企画になります。

これまで取り上げられたメンバーが稲垣香織さん、谷口めぐさん、永野恵さんというところでアケカス中級者向けかなという印象。ただ毎回仲がいいメンバーと所属チームのキャプテンが登場するので、雰囲気はとても良くて、ちゃんと台本通りに進行されていくので1時間があっという間に過ぎます。

個人的にオンデマ配信をあまり見ない不勉強なオタクなのでこういう企画でいろんなメンバーのことを知れるのは、かゆいところに手が届く感じでめちゃくちゃ助かる。

 

小栗有以のわんわんランド


OUC48プロジェクト「小栗有以のわんわんランド」20200517

個人的に一番好きな企画。かねてから犬を飼いたい小栗有以さんに、実際に犬を飼っているAKB48メンバーが登場し、仲の良さや特技などを披露する企画です。

とにかく登場するメンバーと愛犬が可愛くて癒されます。犬派のオタクは絶対に見たほうがいいですね。私が一番好きなのは込山榛香さんとリオン君です(そうなんや)

犬と飼い主の顔が似るのって結構あるあるだと思うんですけど、メンバーにもそれがばっちり当てはまってるのも笑います。本当に似てるのでぜひ見て欲しい。

ちなみに小栗有以さんはもし犬を飼えることになったらきなこっていう名前にするらしいです。

 

さとまほ企画


OUC48プロジェクト「さとまほ企画(完)」

これはとにかく久保怜音さんと大盛真歩さんを愛でる企画です。あまりにゆるい内容になっているので視聴する際は脳が溶けないように注意が必要。ストレッチしたり、お絵描きしたり、間違い探ししたりしてます。

IxRの5人ってどこをどう切り取っても何かしらの形になるのがすごいなって思ってるんですけど、この2人はライブでとなりのバナナをやっていたようにそういうやつの担当です。是非脳が溶けていくのを実感して欲しい。

これまで全3回配信されて、最後に(完)というタイトルが付いているので終わったかのように見えるんですが、反響次第で続編ありだと言っていたのできっと次回もあると思います。

 

横山由依のなんやろなぁ


OUC48プロジェクト「横山由依のなんやろなぁ」20200519

去年AKB48の運営会社に入社した22歳のマネージャー、笹谷さんが考案した「笹谷ゲーム」をやるだけの動画。なんですが、これがまぁまぁ見れます。アケカスにはおなじみの”ヨンパラ”っぽさが感じられる。

冒頭では横山由依さんの「なんやろなぁ小噺」のコーナーがあって、これも横山由依さんらしさが出ていて私はとても好きです。総監督になりたての頃を振り返ると話がまとめられずにロングスピーチだなんだと小バカにされていた横山由依さんも本当に話すのが上手になったよね。この企画でもらしさ全開で仕切りをやっているので、その辺も踏まえて見ていると愛おしさが先行してくる。

メンバー内でもこの企画に出たいって話題になっているとかなってないとか。

 

OUC48お悩み相談室


OUC48プロジェクト「OUC48お悩み相談室」20200513

チームAに所属する高校2年生16歳の4人が、オタクからのお悩み相談に真剣に、時に適当に回答していくという企画。これも結構いい企画なのでおすすめです。

この年代のメンバーっていつもふざけてる印象しかないので、真剣に悩みに向き合って答えてあげようとしている姿を見てるとそれだけでジーンとする(ジジイ)

動画の終盤では毎回佐藤美波さんの「さとみなおみくじ」のコーナーがあります。これも一見ふざけた企画なんですけど、ちゃんとおみくじを自作して、毎回話す内容もノートにまとめて、違ったことを話していて、いいです。ズルいんだよなギャップが。

 

OUC48ニュース


OUC48プロジェクト「OUC48ニュース」20200517

これはどちらかというとネタ枠の企画です。武藤十夢さんがMCを務めていて、その週グループ内でぼんやり話題になった話なんかを取り上げて、ニュース番組っぽく伝えてくれます。武藤十夢さんのほかに中西智代梨さん、達家真姫宝さん、永野恵さんが出演してます。

達家真姫宝さんが可愛いのと永野恵さんがぶっ飛んでて面白いです。あとは岩立沙穂さんが毎回ネタにされてるのと、最新の回からはAR SQUAREの動画企画もあったりとそれなりに面白いです。最近AKB48のコンテンツに対してハードルが下がりまくっているのでもしかしたらそうでもないかもしれない。

 

おうち公演・振りコピSounds good!


【期間限定公開】OUC48「IxRユニットライブ」公演

最後にこの2つは全部見たほうがいいやつです。

おうち公演に関しては現行チーム公演に加えて、先週からは過去の公演のリバイバルや、ユニットライブも配信されてます。おすすめはIxR公演と、僕の太陽公演です。

どの公演でもメンバーが曲ごとに私服の衣装を変えてくれたり、小物を手作りしたり、いろいろと工夫を凝らしてくれていてジーンときます。パフォーマンス自体は音ズレも酷くてなかなか大変なことになっていて、まぁ合うはずがないんですが、それでもメンバーはみんな汗をかきながら一生懸命なので気になりません。

振りコピ動画はマスターピースのサビ部分をそれぞれ担当のメンバーがレクチャーしてくれるやつ。これもそれぞれメンバーの自宅で収録したものが配信されているので、この子のおうちはなんだか立派だなとか、意外と庶民的なお部屋ですねみたいな楽しみ方もあると思います。(ない)

 

 

 

ということで以上、OUC48の歩き方でした。

来年の夏までこんな感じなんだろうなと思うし、オタクは時間のある時に動画見てこのプロジェクトを盛り上げていけたらいいなって思います。AKB48は人生なので。

AKB48全国ツアー2019〜楽しいばかりがAKB!〜北海道公演感想

世界一遅い感想記事

今さらAKB48全国ツアー2019〜楽しいばかりがAKB!〜の話がしたい。(するな)

というのも選抜公演千秋楽となった北海道公演とチーム公演千秋楽のTDCチームA公演について、ずっと振り返りをしようと思っていたのに気付けば年が明けていた。鉄は熱いうちに打て、じゃないけどブログは熱が覚めやらぬうちに書いた方が絶対いいよね(それはそう)

北海道公演

初日から千秋楽までおよそ4ヶ月間、季節は夏から秋へと変わり、楽しいばかりがAKB!もついに最後の公演を迎えました。セトリに僕たちの打ち上げ花火が入っていて申し訳程度の夏感を味わっていたのが懐かしい。前半公演から後半公演への切り替わりではメンバーも変わり、途中舞台で不参加になっていたチーム8メンバーや横山由依さんが戻ってきて、千葉公演と北海道公演ではスタメンと呼んでもいいメンバーでのパフォーマンスとなりました。一応出演メンバーとセトリの確認。

昼公演ではアンコール発動でオタクが悪目立ちするシーンもあり、正直無事に最高の千秋楽を迎えられるのか気が気じゃなかったんですが、とりあえず撮可タイムではおんちゃんと自撮りをした。通路脇席は神。とにかくこのコンサートが最高だっていう話は一生分した気がするので今後もちょいちょいしていきたい。

夜公演、ついに迎えた最後の真夏のSounds good!。あぁこれで本当に終わっちゃうんだなって思ったら本当に悲しくて涙腺からずっと漏水してた、ジジイになると推しメンが笑ってるだけで泣ける。Everyday、カチューシャも最後、2人乗りの自転車もそばかすのキスも最後、RUN RUN RUNも最後。とにかく異臭を振りまきながら隣のおっさんオタクと一緒に踊った。

ユニットが終わり、撮可タイム。最後にもう1回おんちゃんをカメラに収めたいなって思ってたら本当に来てくれて、普通に撮影した。(そうなんや) 去っていくまで振り返ってずっと見てたら相互フォローのオタクがおんちゃんと自撮りしてた。(カチンときた)

その後のダンスパート、シングルメドレーで気力と体力を振り絞ってパフォーマンスするメンバーは本当に輝いてた。個人的にオタクとして物心がついてから長期間続けてひとつの演目を見続けるという経験が無かったので、研究生のオタクやその昔の古参のオタクが見て感じてきた光景を追体験させてもらってるような気がした。毎回同じ曲をやっているのにその度に感じることが違うし、目に留まるメンバーが違うし、いくらでもこの曲とメンバーを好きになれるような、そんな感覚があるんですよね。そりゃ2019年にもなって大声ダイヤモンドが一番いい曲に返り咲くんだよな。(自分語り)

そしてついに迎えたアンコール、最後の恋人いない選手権。音源化は未定。正気の沙汰じゃない。2019年、一番アケカスが可能性を感じた曲なのに。そして万感の思いで迎えた本当に最後の曲、君と虹と太陽と。ステージにかかる深紅のリボン、虹色に輝くAKB48のロゴ、最初からずっとワカメちゃんみたいなおんちゃんのスカート丈。本当に終わってしまった。31歳の夏が終わった。もうしばらくオタクしたくない、燃え尽きたでしょ。いい歳してすることじゃないんだよな全国ツアー準全通。(糞ダサい) じゃ、オタクたちと北の海の幸で無限に感想会しよっか…。

ダブルアンコール

点かない客電。鳴り響く手拍子。や、そうなんだよな、漏れたちの夏は終わらないんよ。

1曲目、夏が行っちゃった

ジーザスクライスト。全身に感じるおんちゃんイズム。隣のおっさんも大声出して踊り狂ってる。夏が行っちゃったで、躍り狂う。や、おっさん何モンだよ。僻地に来れば来るほど濃度の高いオタクが出現するんですねとなった。

2曲目、Mosh & Dive

終わったはずの楽しいばかりがAKB!が目の前でMosh & Diveしてるの何?この曲に関してはマジでまるで記憶が無い。それもこれも全部次の曲のせいなんですよね。

3曲目、永遠より続くように

おれたちの楽しいばかりがAKB!は終わらないんですよね。だってゆいゆいがそう願ってるから。

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前総監督の横山由依さんの時代からオタクとメンバーが熱望してきた全国ツアーが2019年におんちゃんが総監督の時代にようやく、4年ぶりに開催されて、この時この想いを次の時代のAKB48を担う小栗有以さんが「この時間が永遠に続きますように」と願う。これ以上ない最高のエピローグじゃん。

これは余談になるんですけど、NMB48夢は逃げないという曲。山本彩さんから研究生に向けて書かれたこの曲の1番のメッセージは"夢は絶対逃げて行かない 自分の方から諦めるな"なんですけど、私はこの曲の歌詞でこれと同じくらい重要なのが"君も誰かに伝えて欲しい" の部分だと思っていて。この曲が伝えたい想いっていうのは今のこの一世代限りに向けられてるんではなく、NMB48が存在する限り伝え繰り返していくべき思想として歌われてるんです。

そしてAKB48にとっても"楽しいばかりがAKB!"というメッセージは、おんちゃんが総監督でいる間だけ実現されていてもしょうがなくて、2019年の反省も含め、今後AKB48AKB48らしくあり続けるための大切なテーマなんですよね。きっとこの曲を選んだのはそういう想いも込められてると思いました。

そうでしょおんちゃん。おんちゃん見てる?永遠より続くように、本当にいい曲。オカピーは神。

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2020年へ続く

かくして、感動のWアンコールを終えAKB48とアケカスの最高の2019年の夏が終わりました。

ここからは2020年4月9日の私がお送りします、タイミングを逃して3ヶ月もこの記事を寝かせてしまいました。異臭ブログを書くきっかけも与えてもらえない状況ですので、せっかくだから公開することにしました。懐かしいな全国ツアー、今年も本当だったらやる予定だったんですかね、悲しい。

2020年は峯岸みなみさんの卒業をもって、何でもありのAKBが楽しいばかりがAKB!にバトンを渡す年になるはずだった、と言う話がしたいです。峯岸みなみ卒業コンサート〜桜の花びらたち〜はそういう話ができる内容になる予定です。これは確信です。楽しみですね、峯岸みなみ卒業コンサート。ユニットFのライブも忘れてないので。もうおんちゃんの指先、柔らかくなっちゃったかな。コロナ、早く収束してよ。