サマセットモームの中身

向井地美音さん、AKB48について。

2019年3月10日チームKⅡ「最終ベルが鳴る」公演

小畑優奈さんが卒業を発表されたので

まだ劇場公演で小畑優奈さんを見たことがなかったし大好きな最終ベルが鳴る公演も久しぶりに見たくなり名古屋行きを決めた。去年末からチケットセンターと絶縁状態にありチームA単独コンサートも向井地美音生誕祭も干されていたがSKEモバイル枠が一発必中で仕事をしてくれてちょっと引いた。見たい公演ほど当たらなくて、ちょっと見たいなくらいの公演のほうが当たるんだって。

私はSKEに関しては酷く浅学であり小畑優奈さんの卒業に関してはどういう意図や経緯があったかわからないのでどうして、やめないでといった一般的な卒業発表に対する脊髄反射のような感想しか持ち合わせない。いやだってまだまだこれからでしょトロフィーさんと軟体芸人とあと2人くらい倒せばSKEの絶対的なセンターになれたのに。超王道アイドルタイプのルックスと存在感のある若手が思うように勝ち上がれないのは48Gの悪いところというか不思議なところだと思う。やはり根底には指原莉乃さんを寵愛してきた秋元康の思想が通っているのだろうか。そういうのはあくまで王道に対するアンチテーゼだからこそ活きると思うんだけどな。

劇場公演のアンケート

 正直パフォーマンスは誰を見てもレベル高いなって感じるしさすがSKEやねって感じ。親しみのあるこの公演だと余計にSKEのパフォーマンスの良さが分かった。江籠裕奈さんのパフォーマンスはちょっとずつ振り付けにアレンジを入れてくるタイプだと思うけどそういうことをしているのはこのチームだと古畑奈和さん片岡成美さんだろうか、好き嫌い分かれそうだけど私は好き。0start公演観た時は誰のパフォーマンスが良かったと思ったんだろう、竹内彩姫さんのような気がする。

MCは水野愛理さん、太田彩夏さんが目立ってた。内山命さんはもう天才なので喋れば面白いんだけど、この2人の生意気な感じが存在感あった。7D2ってついこの前まで次世代だった気がしたけど、AKBでもドラ2は中心的存在になってるし、1年くらい離れるけど16期あたりとも同じ立ち位置かな。水野愛理さんのぶっ飛んでる感じ、木下百花さんが見えた。

MVPは小畑優奈さんにしたけど、MVPは推し補正枠だと思ってるのでとりあえず今回は小畑優奈さんの勇姿を見届けに行ったということもあるので。W松井から単独でセンターを奪い取った唯一のメンバーがこんなにあっさり辞めてしまうんだな、パフォーマンスを見ていてもどこかそのことを踏まえてしまって、すっきりした表情というか卒業発表したメンバー特有のあれになっていたし、笑顔が寂しかった。

最終ベルが鳴る公演ってもしかして“グループからの卒業”がテーマになってません?

最終ベルが鳴る、偉い人になりたくない、会いに行こう、メロスの道、支え。この辺だけ聞いてるとショーケースの中でもがいているメンバーが夢や次の道を見つけ、それに向かって進んでいく様子と、それを見送るメンバー、共に成長した仲間みたいな。立ち最で全体を見ながら、推しメン抜きでこの公演をぼんやり見ていたらそんなことを感じました。

エケペディアを見てみると、

 いつの間にかメンバーの何人かが「AKBに甘えている」と感じた秋元康が、「このままだと最終ベルが鳴るぞ」という警鐘を鳴らすために名付けた( 集英社AKB48ヒストリー~研究生公式教本~」p195より

 とあるので、実際そういうところなんだろう。気付いてないの私だけだったっぽいな。

 SKE、本当にやってることは至極真っ当だし48Gのなかでも明確にアイデンティティーが確立されている理想形みたいなところはあるのであとは選抜組の変な色を前面に押し出してくる感じと体育会の悪いところみたいなものがもしあるのであればそういうのは是非やめてもらってあらためて小畑優奈さんのような存在を育てられれば最高だよね二度と現れない貴重な人材を失った了解。